僕の好きな漫画について一つ語りたい、ドロヘドロについて語りたい。
この漫画の世界観を説明するのは難しい。とっても独特な林田球ワールドなのだ。
まず、ふたつの世界がある。魔法使いたちの住む世界とそうじゃない者たちの住む世界、「ホール」だ。
主人公はカイマンという名前。頭を魔法使いにトカゲにされてしまった記憶喪失の謎の多き大男。そのカイマンが己は何者なのか、友人のニカイドウと共に探そう!というのが大筋だ。
この世界には魔法使いという存在がいる。魔法使いは一つの魔法しか使えない、というまぁよくある能力者バトルもののような制約があるのだが。それではどうやって魔法を使うのかというと。
煙を吐くのだ。
どういう事?となるが読めば分かる。魔法使いは普通の人間ではない。ケムリを出すことが出来る。そのケムリにかかったりすると魔法が発動するといった仕組みだ。
もうかなり独特だがこれもそのドロヘドロの世界の一部でしかない。もっと独特で魅力的な設定がたくさんあるが、端折る。
そしてドロヘドロには魅力的なキャラクターたちが登場しまくる。本当に最高。全員キャラが立っていてとってもステキなのだ。これも林田球先生のすごさだろう。
そしてなによりもドロヘドロはくら~い世界観となんだかポップな雰囲気を醸し出している。登場人物たちのなんだか間の抜けた会話がとってもコミカルなのだ。ドロヘドロはその第一印象とは異なりなんだか明るいお話で、そこが僕がドロヘドロをとっても好きになってしまった大きな理由だ。
ドロヘドロはとってもいい漫画です。